TAKEHIKO SANADA SANADA SUTUDIO inc.

蠢動 Syun-Dou 2016

「糸は集まり、糸に戻る」
一本の糸は、集まり形が生まれ、生命を包み、人を生み、そして、一本に戻る柿の実からつくる「柿渋」は、今から1000年以上昔の平安時代から衣服・生活用具等に使用されてきたと言われています。 広島県産の「備後柿渋」は特に質が良く「日本三大柿渋」と呼ばれ、染型紙や養蚕、紙衣、清酒製造、醤油製造、薬にも利用され、瀬戸内の海の暮らしにおいては漁網を守る塗料や染料として重要でした。
本展では、「備後柿渋」を使い造形作品を制作、また限定プロダクトを発表します。同時に「柿渋」資料の紹介やトークイベントを行い、広島の風土と技が育んできた豊かさを来場者と共に考えます。

素材:麻を編み、備後柿渋
オリエンタルホテル広島 オリエンタルデザインギャラリー(広島)/  眞田岳彦 Xibu展